みんなでホットケーキを作った日
甘い香りが、ゆっくりと広がる午後でした。
今日は利用者さまと一緒に、ホットケーキ作り。
ボウルの中で混ざる生地を見ながら、「昔よく作ったのよ」と笑う声。
手つきは少しゆっくりでも、その記憶はちゃんと残っている。
焼き上がるまでの時間、フロアにはどこか懐かしい空気が流れていました。
ジュウ…と音を立てるフライパン。
ひっくり返す瞬間の、ちょっとした緊張と小さな歓声。
出来上がったホットケーキに、シロップをかけてひとくち。
「美味しいね」
その一言が、今日のすべてを報われたものにしてくれます。
介護の現場は、ただ“お世話をする場所”ではなく、
その人の過去や記憶、想いがふと顔を出す場所でもあると感じています。
何気ない一枚のホットケーキ。
でもそこには、その人の人生の一部が、確かに重なっていました。
また一緒に、何かを作りましょう。








